おおむね、まじめです。

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【がんばっていることを必ず見てくれる人がいる】50代・主婦の変化。

誰かに物事を教えるってとても大変ですが、
 
教えることによって自分が身につけたことを改めてインプット・アウトプットできるいい機会ですよね。
 
人によって教え方も違えば、教わり方もさまざまで、
 
成長する速度も違うので、どうすれば伝わるかということには試行錯誤が必要です。
 
 
 
 
 
小さな喫茶店でアルバイトしていたとき、気が付いたらわたしは人に指導する立場になっていました。
 
調理も、ホールも、レジもすべてをやっていましたが、
 
このバイトは環境的にも好きな人たちに囲まれて楽しく仕事ができていたので今までの仕事の中でも一番好きです。
 
楽しかったので、わたしに指導してくれた先輩とともに、半分仕事・半分遊びのスタンスでやっていました。
 
暇なときは、その先輩とおしゃべりしに行くだけの感覚なので、ほぼ遊びw
 
 
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ある日。
 
50代の主婦の方が新しく入ってきました。
 
シフトが重なることから、わたしが教えることに。
 
 
 
 
 
喫茶店ではカレーなどの庶民的なものを提供していたので、新人の主婦の方でもなんとなく作れるようになります。
 
でも、作る量が家庭に比べて多かったり、店独自の過程があったりするので不慣れな感じは否めません。
 
そうすると、焦がす。作業が雑。焦がす。・・・のループ。
 
 
 
 
 
「何回言ったら・・・(ಠ益ಠ) グヌヌ」状態が続きました。
 
性格的にはとてもいい人なのですが、ちょっと物覚えが悪かったのです。
 
だからわたしは失礼を承知で、わたしのメモを持って帰ってレシピや注意事項を写してくださいと言ってみました。
 
でも、「申し訳ないので・・・」と拒否。
 
 
 
 
 
じゃあ、家で復習してくるのかと思いきやメモした紙を店に忘れて帰る。
 
教えたレシピをアレンジした品をおすそ分けしてくれる・・・。せめて、教えたレシピで作ってこいや\\ (งꐦ☉д☉)ง ////
 
 
 
 
 
私自身、誰かに教えるというのは初めてだったので、自分の教え方に問題はないかを省みて、その方に何度も確認をしていました。
 
でも「すっごくわかりやすいです!!」の一点張り。
 
それならせめて、何かできるようになってほしいのですが、
 
主婦をやっているならできるであろう食器の片づけや洗い物、しまい方、野菜の切り方などなどが
 
1カ月・・・2ヶ月と経っても【お店】が求めるそれとは違っている。
 
 
 
 
 
もう口頭では伝わらないと思ったわたしは視覚で伝えようと思いました。
 
『ここはお店であって、家庭ではない』という旨の注意事項を紙に書き出して、その方に見てもらう作戦です。
 
店のオーナーには何度も提言していたのですが、一向に改善させる気配がないので、
 
ちょっといじわるでしたがオーナーにも見える形で置いておきました。
 
 
 
 
 
最初にその紙を見つけたのはオーナーです。
 
キツめの言葉で書いていた注意事項の紙を、オーナーは主婦の方にはバレないようにそっと隠したようでした。
 
オーナーは「あなたの気持ちはよくわかった。今度から自分がもっとちゃんと注意する。この紙は戒めとして自分が持っておく。」
 
とわたしに言ってきたので、状況を見守ることに。
 
でも案の定、主婦の方の成長は見られず。
 
オーナーは、戒めとして持っておくと言った紙を捨てるだろうと踏んだわたしは、今度はオーナーには内緒でまた同じ紙を置くことにしました。←別件でオーナーと話し合ったとき案の定、紙は捨てていたことが判明w
 
 
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それを読んだであろう彼女に会ったとき、少し傷ついた表情が見て取れました。
 
でもわたしに「この仕事をちょっと甘く見ていた 」と伝えてきてくれて、
 
これまでさんざん注意してきたことが少しずつですが、明らかにできるようになっていたことに驚かされたのを覚えています。
 
  
 
 
 
彼女が変わってくれたのが雰囲気からも伝わってきました。
 
彼女が今まで以上にテキパキと仕事をこなし、明るく振舞っている姿に感動さえしたほどです。
 
彼女のやる気がなかったわけではないけれど、彼女と同世代&似た環境で育った
 
仕事に対してゆるゆるのオーナーを見て、気を緩めていたんだと思います。←結局オーナーが一番の問題児w
 
自分もこれでいいんだと。
 
 
 
 
 
最初からオーナーがあの紙を彼女に見せてくれていたら、と思わずにいられませんでしたが、
 
一度目の時点で彼女が変わっていたかどうかはわからないので、二度目のタイミングがベストだったのでしょう。
 
結局その方は、旦那さんの仕事の都合で早々に辞めることになってしまいました。
 
だったらなおさら、もっと早く気付いてもらうべきだったなと。
 
もったいないなと思ってしまいます。
 
がんばれる人だということをちゃんと証明してくれたのが、わたしはとっても嬉しかったので。
 
 
 
 
 
紙を書いている瞬間のわたしは、これでダメなら彼女を見限ろうと考えていました。
 
彼女のことより、自分が彼女に費やす時間の節約を優先的に考えていたのです。
 
でも、ちょっと辛らつに書いてしまったあの紙は、オーナーの言葉や態度を介するより心が伝わった。
 
本当はもう少し、彼女の心を傷つけずに成長してもらうやり方があったのかもしれません。
 
それでも、彼女の仕事ぶりが見違えるように変わってくれたことに、わたしは何度も驚かされ、
 
そのたびに尊敬と敬意を彼女自身に伝えることができて良かったと思います。
 
 
 
 
 
年齢は関係なく、ちょっとしたきっかけがあれば誰でも成長できる。
 
やがて、その成長が周囲の誰かの喜びになる。
 
そのことをわたしに教えてくれたのは、まぎれもなくこの主婦の方です。
 
元気かなあ。