おおむね、まじめです。

落ち込むな!生きよう。

トラウマの原因は、価値観の押し付け。

心の中に押し込めていたトラウマに気持ちが支配されることって、ありますね。
 
押し込めているのに。
 
抑え込んでいるはずなのに。
 
 
 
 
要は、かつてわたしがおばあちゃんに対してキツイ物言いをしてしまったという話なのです。
 
価値観を押し付けようとしたのでしょう。
 
以前にも記事のどこかに書いたことがあると思いますが、おばあちゃんは刃物を出しっぱなしにするクセがあります。
 
これは、ただ単に実家が汚くて導線が悪いとか使いにくいという問題かもしれません。
 
実家の整理整頓を敢行できれば、おばあちゃんのクセも治るのかも。
 
この事件が起こったとき、そんなことを考えていなかったわたしは、刃物出しっぱなしが嫌で嫌で仕方がなかったのです。
 
 
 
 
 
テーブルの上に誰も食べないのに置かれたまるごとのリンゴと鋭いナイフ。
 
しかもナイフの柄がテーブルからはみ出ている状態。
 
誰かがつまづいたり、何かに引っかかったりした拍子にナイフがあらぬ方向へ飛んで行ったらどうするのだ。
 
だから思わず、キツイ口調で言ってしまいました。
 
「危ないから片付けてよ」と。
 
 
 
 
その時間帯のおばあちゃんは、わかりやすく口数が少なかったので機嫌があまり良くなかったのでしょう。
 
そこへわたしのキツイ物言いが飛んできたものだから、おばあちゃんからも強い口調で「わかった!!(訳:うるせぇ)」という言葉が返ってきました。
 
刃物に関しては、しつこいほどに言っています。
 
危険でもあるし、刃物の出しっぱなしは人との縁を切るというような迷信を
 
わたし自身が信じていることも拍車をかけたのでしょう。
 
 
 
 
この件の数分後、母から「おばあちゃん泣いてたよね」と言われました。
 
いつも注意していることだし最初は意味がわかりませんでしたが、母によると涙目になっていたとのこと。
 
わたしは呆然として、もう金輪際おばあちゃんのやることに口出ししないでおこうと思いました。
 
注意したことについては間違ったことを言ったつもりはないので謝る気は未だにありません。
 
しかし、よくよく考えたらテーブルに置かれたリンゴも誰か食べるかもしれないというおばあちゃんの厚意だったかもしれません。
 
もし本当におばあちゃんを泣かせてしまっていたとしたら、それに関してはものの言い方というのがあっただろうにと少し後悔。
 
だから、それから毎日【アンタの女を泣かせてごめんよ】と仏壇に謝りました。←(笑)
 
わたしは、おばあちゃんを泣かせてしまったであろうことが思いっきりトラウマになったのです。
 
 

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毎日のように仏壇に懺悔していたある日。
 
何気ない会話の途中で母が急に「でもあのとき、おばあちゃん本当に泣いてたよね」と言いました。唐突も唐突。
 
わたしの頭の中には、あの日の出来事と自分の心の中と仏壇にだけ懺悔していた日々が走馬灯のように駆け巡ります。
 
なぜわざわざ母が、わたしの心をえぐるようなことを、今言うのかと一気に頭に血が上るような感覚でした。
 
母に向かって「は?」と発してから激烈にキレたこと以外は覚えていませんが、気が付いたらわたしは号泣していました。
 
 
 
 
母は、わたしが涙していることに心底驚いたようです。
 
なぜ母がおばあちゃんが泣いてしまった件を今さら持ち出したのか、わたしは瞬時に察知しました。
 
何を隠そう母は、なんにも考えてはいなかったから
 
ちょこっと真面目な会話をしていたさなかに、たまたま思い出したことを(あら、そういえば)と思って言葉にしただけ。
 
単純な会話が広がってゆくと思っていたことでしょう。
 
ところが、その言葉は見事にわたしの心をえぐり、トラウマをトラウマとして再認識させました。
 
 
 
 
母は、いい年をしたわたしのあまりの泣きじゃくりぶりに何度も謝ってくれました。
 
母は、何も悪くありません。
 
悪かったのは、すべてわたしです。
 
泣きたくはなかったのですが涙はとめどなく流れ続けていたので、こっそり仏壇懺悔していた感情が溢れ出したのだと思います。
 
 
 
 
けっこうな涙を流したことで抑え込んでいた感情は母に露呈し、気持ちはすっきりしました。
 
ただし、トラウマであることに変わりはないので、これからも肝に銘じていこうと思っています。
 
が、人はそうそう簡単に変われるものではないので黒い感情が生まれたときの自分のコントロールの仕方を試行錯誤中です。