おおむね、まじめです。

落ち込むな!生きよう。

悪意はなくとも。善意を押し付けた途端の顔が悪人ですよ。【みんなでA子に頑張れと言った編】

A子の話の続きです。
 
あるときから、A子は学校に来なくなってしまいました。
 
何があったのかは正直、わかりません。
 
不登校前のA子は違うグループに行っていたので、そのグループ内で何かあったのかもしれません。
 
 
 
 
A子が学校に姿を見せなくなっても、彼女とのメールのやりとりはしていました。他愛もない会話です。
 
その中でわたしは、学校に来なくなった理由を聞くことはしませんでした。
 
ちゃんと理由を聞いたみたほうが彼女の心が軽くなっていた可能性が高かったかな、と今は思ってしまいます。
 
しかし当時のわたしの経験上、理由を聞くことは正しいことではなかったのです。
 
 
 

 

 
 
A子とは、学校の外も含めて二度と顔を合わせることはありませんでした。
 
A子はそのまま学校を辞めてしまったからです。
 
でも、学校を卒業する年齢になってからも年賀状やメールのやりとりを行っていたので、わたしがA子と取っていたコミュニケーションは明らかな間違いではなかったのだと思います。
 
 
 
 
A子が学校に来なくなって辞めてしまったというのは彼女の意思なので、誰にも止める権利はありません。
 
同じクラスの誰かが何かに苦しんでいるなら手を差しのべたい。でも何をすればいいのかわからない。
 
担任に頼んで会いに行ってみればよかったと、今さらながらに思ったりします。
 
そう感じるのは、わたしがA子と比較的仲が良かったからであって、そうではないクラスメイトにとっては(言い方が雑になりますが)超どうでもいいことですよね。
 
これは、当時の担任も同じだったように感じます。
 
 
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学校における先生の評価がどういう仕組みかはわかりませんが、担任するクラスの生徒が不登校になるというのは、やはり良い印象にはならないのでしょう。
 
担任からの発案で、A子に向けて1人ずつちょっとしたメッセージを書きましょう!ということになりました。
 
 
 
 
 
わたしの心は「(゚Д゚)ハア?」です。
 
わたしの経験上、たしかにクラスメイト全員からメッセージをもらえるということ自体は嬉しいのです。
 
でも、たいして仲が良かったわけではない人からの言葉はどうでしょう。
 
わたしがA子の立場だったとき、メッセージを読んでいると「みんなわたしのことを想って書いてくれたんだ」と思います。
 
ところが途中で、まったく想われていないことに気付くんです。
 
 
 
 
メッセージを書く側にしてみたら、A子とは仲良くない・話したことすらない人は特にどういう言葉をかけていいのかわかりませんよね。
 
当然です。同じクラスであっても性格まではわからない・噂レベルでしかA子のことを知らないのですから。
 
顔見知り程度の人に心からの言葉を贈りましょうといっても、そりゃ酷な話です。
 
そこで思い浮かぶ言葉はだいたい「頑張って」か「早く学校においで」。
 
 
 
 
「頑張ってね」ならまだしも「頑張ってください」と書かれたメッセージは、目に入った瞬間にどん底に突き落とされます。※わたし個人の感想です。
 
明らかに他人行儀で、心などこもっていないことを思い知らされるから。
 
これは、メッセージを書いた側は何も悪くありません。もちろんA子も。
 
担任の発案、それ自体も悪くなかった。それが、見返りを求めないという条件なら。
 
 
 

 

 
 
仕事をする以上、評価されたいというのは当然の感情です。
 
教師という職業は、上司からも生徒からも、その親からも評価される立場にあるので大変な仕事なのだろうと思います。
 
当時の担任がA子のためにと思ってしたクラス全員からのメッセージが、A子にどのような影響を与えたのかはわかりません。
 
結局A子は登校していないので、わたしの書いたものも含め、心を奮い立たせるような文言はなかったのでしょう。
 
 
 
 
ある日クラスの誰かが「そういえばA子、まだ学校に来ないね」と担任に話しかけていました。
 
それに対する担任の返答は「ね!せっかく手紙書いたのにさー」というもの。
 
担任の善意の仮面にヒビが入ったのが見えました。
 
 
 
 
 
ああ、やっぱり。
 
この人が気にしていたのは自分の評価のみだったのだ、と。
 
 
 
 
 
担任の悪口を書きなぐるような内容になりましたが、この先生は他の先生たちよりも生徒と年齢が近いこともあって、とてもフレンドリーで人気のある先生でした。
 
わたしもタメ口で話すことがあったし、優しいけど仲の良い生徒にでもちゃんと怒る人だったので、ちゃんと線引きをしていたんだなと思います。(普段が温厚なだけに怒るとめちゃ怖いw)
 
こういう先生だったからこそ、担任が自分のクラスの生徒に放った言葉がとても残念でした。
 
わたしもA子と同じような経験をしていたので尚更。
 
 
 
 
それと同時に、自分のような何を主張するでもなく学校に来ない生徒が、先生を悩ませる存在だという現実も思い知りました。
 
ただ、わたしが本格的に登校拒否をした中学校ではほとんどほったらかしだったので、経験を重ねた先生ほど学校に来ないヤツのことなど気にも留めていないのかもしれませんがw
 
 
 
 
 
だから不登校や登校拒否などに悩んでいる方、他人の言動はそんなに気にする必要はないと思います。
 
他人なんてこんなものです。血のつながりも関係ありません。
 
他人の目や言葉など気にせず、今やりたいことや挑戦してみたいことがあるなら、余計なことを考えずにそっちを優先しましょう。
 
『夢中』は本当に心を強くしてくれるし、落ち着かせ、癒してくれます。
 
これが必ず自信につながります。
 
今以上に落ち込む必要もない。
 
その経験が必ず誰かのためになるのです。
 
自分から前を向けば、手を差しのべてくれる人は必ずどこかに存在します。